Ubuntu に最新版の Open vSwitch をインストールする

今回は Ubuntu に、最新版の Open vSwitch をインストールする方法を紹介します。Open vSwitch は、今まさに開発が進行中のプロジェクトなので、使いたい機能が最新版においてのみサポートといったことが多々有ります。そのため、なるべく最新版を使えるようにしておきたいものです。

この記事を書いている段階での Open vSwitch の最新版は 1.10.0 ですが(注 8/27 に 1.11.0 が出ました)、apt-get で入れようとすると 1.9.0 が入ります。最新版を入れるためには、ソースコードからインストールする必要があります。もちろん、make install でインストールしてもいいのですが、後々の管理を考えるとパッケージにしておいたほうがベターです。なので今回はパッケージを作り、インストールする方法の紹介です。(といっても、ほとんどはソース中に同梱の INSTALL.Debian を読めば書いてあることですが。)

なお、RPM パッケージに作り方は、ここ にあります。Redhat 系のディストリビューションを使用している人は、こちらをご参考に。

準備

ビルドに必要なパッケージを予めインストールしておきます。

$ sudo apt-get install gcc make build-essential fakeroot dkms procps 
$ sudo apt-get install debhelper autoconf automake libssl-dev pkg-config openssl
$ sudo apt-get install python-all python-qt4 python-zopeinterface python-twisted-conch

ダウンロード、ビルド、インストール

Open vSwitch 1.10 をダウンロードし、ソースを展開します。

$ wget http://openvswitch.org/releases/openvswitch-1.10.0.tar.gz
$ tar zxvf ./openvswitch-1.10.0.tar.gz

Debian のパッケージを作成します。ビルドからパッケージの作成まで一括して行うためのスクリプトが用意されているので、それを fakeroot を使って実行します。

$ cd openvswitch-1.10.0
$ fakeroot debian/rules binary

一つ下のディレクトリにパッケージ類が作成されているので、以下のパッケージをインストールします。

$ cd ..
$ sudo dpkg -i ./openvswitch-common_1.10.0-1_amd64.deb
$ sudo dpkg -i ./openvswitch-switch_1.10.0-1_amd64.deb
$ sudo dpkg -i ./openvswitch-datapath-dkms_1.10.0-1_all.deb

起動

openvswitch.ko は、bridge.ko と共存できません。lsmod を使って bridge.ko がロードされているかを確認し、されていればアンロードしておきます。

$ sudo rmmod bridge

ここまで準備ができたら、以下のコマンドで openvswitch を起動します。

$ sudo service openvswitch-switch start

ovs-vsctl コマンドで、インストールされた openvswitch のバージョンを確認します。

$ sudo ovs-vsctl show
...
    ovs_version: "1.10.0"